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中川清志院長の歯を守るための言いたい放題③
今回はズバリ、インプラント治療の費用についてですね。
皆様はインプラント治療の費用についてどの様にお感じでしょうか。
ほとんどの方が、1本のインプラントが何十万円もして「すごく高いなあ」とか「ブリッジや義歯なら2~3万円でできるのになんでこんなにするの?」とか。
また「1本なら何とかなるが3本もいるので無理だなあ」と感じる方もいれば、なかには「法外な金額で歯医者の奴、めちゃ儲けているのではないのかな」とか考える方もいらっしゃいます。
ハッキリ言います。物事には何にでも必ず適正価格というものがあり、インプラント治療も例外ではありません。
インプラント治療は自由診療という枠組みになりますので、国民皆保険制度の日本で保険診療のものと比べると高く感じるのは当然です。
ただやはり一部の儲け主義の医院が存在することも事実です。そのような歯科医師に騙されない為に、私はこうして訴えているのです。
人生を生きていく上で大きな失敗をしないためには、とにかく新鮮で正しい知識と情報を持つこと、これに限るのです。
従ってインプラントの治療費を抑えるためには、1本あたりの金額が妥当なのか、また本数も不必要に多くないのかを考える必要があります。
インプラントの必要本数ということになると、これだけでも話がかなり長くなるので、次回に書かせていただきます。

インプラント治療1本の場合の値段の相場ですが、私の知る限り、30万円~70万円+消費税ぐらいで見聞きしています。
もちろん地域差は必ずあって、地方都市と大都会とでは都会が高くなるのはなんとなく解ることかなと思います。
この金額より安い場合は、必ず何か問題があると思って間違いないでしょう。そしてまた高ければ高いほど良いというわけでもありません。
今、私は相場価格を書きました。では適正価格はどうなのでしょうか?
その前に、治療費の内訳というものを考えてみてください。
インプラント治療費の内訳は、先ずレントゲン検査ですが、必ずCT撮影が要ります。もうマストです。
逆にCT撮影をしない医院、或いはCT撮影機械そのものが無い医院は絶対にやめた方が良いでしょう。
治療中に「ん、何か気になるな?」「少し方向が違うかもしれない。」といったケースは必ず出てきます。
そのような時、CT撮影をすれば医療事故を回避できますが、無いと思うとゾッとします。
そしてCTを読影しての診断料。その後にカウンセリングの時間。その次は実際に手術にかかる費用となります。
そうそう手術ですが、専用の小手術室があるのがベストなのですが、完備されているところはなかなかないですね。
というのも、インプラントの埋込の治療は抜歯と反対のことをしているだけなので、消毒に関してはもちろん厳重注意が必要ですが、皆様が想像するような激しい手術というものは皆無です。
ただ埋込の手術をしている最中に、隣で歯を削っていたり義歯を削っていたりするのはやはり論外です。
小手術室が無いのなら、手術中には他の歯科治療はしないということを徹底すべきだと思います。
ここまでがインプラントの埋込までの治療の大まかな内訳と注意点でしょうか。
またまた長くなりましたので、埋込をした後の治療費の内訳は次回に致します。