岡山市の歯医者ならインプラントの実績、信頼のある中川歯科医院にお任せください。

診療時間

9:00~13:00 / 15:00~19:00

休診日

木曜・日曜・祝日

MENU

ブログ

院長日記

中川清志院長の歯を守るための言いたい放題②

中川清志院長の歯を守るための言いたい放題」続編です。

ブリッジで治療した場合に支えとなっている歯に負担がかかるのは絶対に避けられない事実です。
従って年月が、早くて4~5年でおそくても10数年が経つと、その負担に耐えられず腫れたり割れたりして、歯を再び失ってしまう可能性があります。

たまにブリッジで10年以上トラブルの無い方もいらっしゃいます。
それは多分支えとなる歯がどちらも神経のある強い歯だと思われます。

ただやはり15年ぐらいが限界でしょうか。

私はよくサッカーで例えをするのですが、誰かがレッドカードをもらって退場となり、1人少ない状態で試合をして勝てますか?ということです。
もちろん、1試合だけなら残り10人がハードワークをこなして勝ったりすることも稀に有ります。しかしその状態が何年も続くとしたらどうでしょう?
絶対に勝ち続けることは不可能です。選手皆に疲労が溜まってきて故障者やけが人が続出してもおかしくありません。
そしてチームはどんどん負けがこんで沈んでいきます。
唯一の解決策は何でしょうか?それは強力で元気のよい選手を入れて、11人で試合をすることしかあり得ません。
お口の中も同じです。1本失ってブリッジで治療して10数年経って再び歯を失い、今度は義歯を作り、あまり咬めないから反対側ばっかりで咬む。
そして今度はその反対側でまた1本歯を失う。こんな事を繰り返し、気がつけば多くの歯を失ってしまっている。そう負のスパイラルの3段目ですね。

そのタイミングで気がついてインプラント治療を受けようとすると、今度は100万円以上の費用が掛かることに愕然としてしまいます。
ここで腹を据えて本気で治療すれば何とかなるのですが、多くの方が諦めてしまい、結局無歯顎への道にまっしぐらとなります。
総義歯となって、何でも食べて会話も何の不自由無しにこなすことはハッキリ言って不可能です。
テレビでよく宣伝している義歯安定剤を使用すれば少しは違いますが、根本的な解決策にはなりませんし、定期的に購買するとなるとそれなりに費用もかさみます。
A歯科医院で作って良くなかったからB歯科医院で作って見ようと考え、歯科医院を転々と変わる方もいらっしゃいます。
また保険外の義歯を作って、数十万の費用をかけたところで、若干の改善はみられるかもしれませんが、しょせん義歯なので満足感は得られないでしょうね。
無歯顎となって、インプラント治療で何とかしようとすると、こんどは確実に200万円前後の費用が掛かることになります。

このように歯の大切さを認識しないで、保険診療ばかりしてきた方は皆さん必ずこう言います、「歯は歳をとったから悪くなったのだ」と。
本当にそうでしょうか?私には、然るべき時にしっかり考えて適切な治療をしなかったから無歯顎になったとしか思えません。
最初の1本を抜歯した後、もし1本のインプラントをしていれば、大きく予後は変わっていたと思われます。

これが私の言う「全ての方にインプラント治療が必要である」の意味なのです。

どんなにお金をかけて見てくれを取り繕っても、所詮義歯は義歯でブリッジはブリッジなのです。残された歯と歯茎に負担をかけるのです。
インプラント治療のみが残った歯と歯茎を守ってくれるのです。どうか予後の良くない治療に費用と時間を無駄に費やさないでください。
歯は削れば削るほど、そして負担をかければかけるほど弱くなって失われるのです。決して歳のせいではありません。

今回も長くなりましたね。

次回は皆様の多くが関心のある「インプラント治療の費用」について書きたいと思います。

PAGE TOP