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インプラントとブリッジってどっちが良いの?

副院長の中川晋輔です。多くの患者さんが疑問に思うこの点についてお話していきたいと思います。

まず、インプラントとブリッジに加えて入れ歯もありますが、そのどれも良い治療です。ですが、メリットばかりの治療法というものはなく、デメリットも存在します。この時代、AIに聞けばそれぞれのメリットとデメリットを答えてくれそうなので、AIに負けない内容でお話していきます。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33281174

僕も共著者として名前があるこの論文を活用してお話していきます。

この論文はインプラント・ブリッジ・入れ歯のいずれかの治療を受けた患者さんの6年後を調査しました。
治療に必要な歯の本数が少ない方(=欠損した歯が少ない・欠損歯数は8歯以下)を対象にしています。
6年後の生存率(=治療した部位に問題がない)はインプラントで98.2%、ブリッジで81.2%、入れ歯で46.3%でした。
患者さんの満足度はどの治療法でも治療後に改善していました。ですが、それを6年後も高い満足度のままで維持したのはインプラントのみでした。
ブリッジは2割の確率で問題が起きること、歯の本数が少ない入れ歯は面倒だったり無くても咬めることから使用しなくなる、ということが言えると思います。

目先のメリット・デメリットだけでなく、治療を受けた後のこと(予後)も考えながら治療方針を決めることが重要だと思います。
この論文から一概にインプラントが良いと言う訳ではありません。ブリッジであれば支えとする歯の状態をよく精査した上で治療を行うのが望ましいと考えます。

副院長/歯科医師/博士(歯学)


SHINSUKE NAKAGAWA D.D.S/Ph.D

経歴

岡山大学歯学部卒。同大学院を修了後、同大学病院で助教に就任。学生教育にも携わりながら、補綴歯科治療とインプラント治療を軸に臨床を行い、日本補綴歯科学会認定医取得を皮切りに日本口腔インプラント学会専修医、日本補綴歯科学会専門医を取得。同病院のデンタルインプラントセンターをはじめ、大学病院内での様々な臨床現場に携わった。
詳しい略歴は、「スタッフ紹介」をご覧ください。

専門・監修分野

かぶせ物や義歯を始めとした補綴歯科治療、インプラントに加えて根管・歯周治療、咬合・矯正の診断もレントゲン検査と3Dスキャナー等を基に行っています。

メッセージ

「可能な限り歯を保存して、自分の歯で一生咬めるように」を軸に、写真やスキャナーを基に見やすく、分かりやすい説明を心掛けています。患者さんに選択肢を提示した上で説明・相談しながら、治療法について一緒に考えていけたらと思っています。

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