ブログ
口臭や歯周病の原因にも!20代女子にも急増中のドライマウスって?
20代女子でも、乾いている人が多いらしいんです。お肌のトラブルの話かって? いえいえ、口の中に関するお話です。最近、口の中が乾きやすい「ドライマウス」と呼ばれる症状に悩んでいる人が増えているのだとか。
「ドライマウスとは、医学用語でいう口腔乾燥症。口の中が乾いてしまう、現代病です。女性ホルモンの減少とともに唾液量が少なくなるのが原因で、これまでは50代女性に多く見られる症状でした。しかし、最近では20・40代女性でドライマウスに悩む人が急激に増加。3人に1人がドライマウス予備軍といえます」(歯科衛生士、北原文子先生)
かなりの割合ですね……。 どうして急増しているのでしょう?
「まず考えられるのが、ストレス。仕事や人間関係から受けるストレスで自律神経や交感神経の働きが悪くなり、唾液の分泌量が減ってしまうのです」
確かに、緊張すると口の中はカラカラになります。あれってそういう原因があったんですね。
「次に、食事をしっかり噛まずに食べる人が増えているということ。唾液はしっかり噛む動作をすることによって分泌されます。ところが、あまり噛む必要のないファーストフードなどばかり食べていると、唾液の分泌機能を低下させてしまいます」
よくわかりました。でも、自分がドライマウスかどうかって、わかりにくいように思います。チェックする方法はありますか?
「ドライマウスの初期症状として、唾液が少ないために口内でネバつきを感じることがあります。このほか、食事の際に水がないと飲み込めない、口から食べ物をよくこぼしてしまうなどの症状も」
ドライマウスの症状が進行すると、唾液による口内洗浄が行われにくいために口臭がひどくなり、虫歯や歯周病だけでなく、風邪やインフルエンザにもかかりやすくなってしまうのだそう。なにか改善方法はないでしょうか?
ドライマウス改善法
■よく噛んで食事をすること!
■規則正しい生活を心がける
■耳下腺をマッサージ
「こめかみの下あたりにあるくぼみを、 中指で5秒間押して離すマッサージを行いましょう。唾液を分泌する耳下腺を刺激し、口の中に潤いを与えることができますよ。」